場面に応じて場面にふさわしく振る舞うことが成功の秘訣だと思う

映画を見ていると、人生を生きることはまるで現実世界で俳優として生きることのように思えてきました。 自分の個性としてのキャラクターをしっかりと自分に染み付け、体で覚えて、人生の中でそれぞれが演じきっているかのように感じます。 それが自覚的である人もいれば、自分が演じているという自覚なく無意識のうちになりきっている人もいるでしょう。 キャラクターを自覚的に演じている人には、メリットがあります。 それは、時と場所に応じて、その場面で適切なキャラクターを微妙なさじ加減で調節することができることです。 周囲から自分に求められていることを瞬時に察知して、それを自然に演じてしまう、表現してしまうというのは、1つの才能であり、社会で生きる上では強力なパワーになると思います。

 

人生の中で成功している人は、きっとその能力に長けている人が多いのではないでしょうか?

自分の求めることを、周囲の人が理解できるような形で表現することは、自分のビジネスを社会で成功させる上で必要なスキルと言えるでしょう。 そのスキルを、現在の社会では営業と呼ばれていると思います。

 

そう考えると、映画の中で演じている俳優がしていることは、現実世界で誰もが行なっていることだと思います。

ただ、その違いは自覚的であるかどうかです。

子どもの頃に教育を通して与えられた台本、与えられた社会的な圧力を肌で感じ、教育として頭に叩き込み、自覚的にも無意識的にも演じることの必要性を感じてきたのだと思います。

以前、感情的な面での知能が社会的な成功に大きな影響を与えるという本を読んだことがあります。

自分の考えを理解すること、人の気持ちを理解して共感を示すこと、対人関係を良好に保つことなど、感情を理解しコントロールする能力がどんな分野であれ、重要であるという主旨だったと思います。

私は、この意見には全くその通りだと思いました。

感情的な知能とは、まさに場面にふさわしい人格を演じ、振る舞いをこなす上でも大きく関係していると思います。 演じることとは、まさに感情的な知能を大いに生かすことだと思います。